「ポケット版大阪名物なにわみやげ」井上理津子・団田芳子著

公開日: 更新日:

 大阪中を歩き回ってかき集めた500余品から、選び抜いた大阪土産にふさわしい名物を紹介するグラフィック・エッセー。

 ダシにこだわる大阪の料理人たちが通う「こんぶ土居」の「古式こんぶ茶」をはじめ、戦後から続く堺市の持ち帰り専門の穴子寿司の店「深清鮓」の「穴子にぎり」、大阪とその周縁のローカルフードである黒門市場「日進堂」の「紅しょうがの天ぷら」、和牛専門レストラン「はり重」の「お肉の佃煮」、そして焼き菓子嫌いの著者を打ちのめした「サロン・ド・テ・コーイチ」の「鳴門金時ケーキ」など。美味珍味から、文化年間創業という老舗の粉歯磨き「はこべ塩歯磨」などの日用品まで62品の逸品がずらり。大阪観光のサブガイドブックにも適。(新潮社 790円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    国分太一の不祥事からたった5日…TOKIOが電撃解散した「2つの理由」

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  3. 8

    「ミタゾノ」松岡昌宏は旧ジャニタレたちの“鑑”? TOKIOで唯一オファーが絶えないワケ

  4. 9

    中居正広氏=フジ問題 トラブル後の『早いうちにふつうのやつね』メールの報道で事態さらに混迷

  5. 10

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償