「上野駅殺人事件」西村京太郎著

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 上越・東北新幹線の地下駅の工事が進む上野駅でホームレスを狙った連続毒殺事件が発生する。警視庁捜査1課の十津川らの捜査が難航する中、Kと名乗る犯人から届いた警告の手紙通り、上野駅発の山形行き急行の車内でも乗客が売店のミカンを食べた直後に死ぬ。いずれも使われたのは青酸カリだった。再び届いた手紙でKは8000万円を要求してくる。

 十津川らは受け渡しに現れた犯人を逮捕するが、一緒にいた仲間に逃げられてしまう。逮捕された男は黙秘を続ける。Kは手紙で男の釈放を要求してくるが十津川は応じない。緊張が続く中、新幹線の上野駅開業日に構内で連続爆破が起きる。

 国鉄時代の上野駅を舞台にした長編ミステリー。(講談社 720円+税)

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