「魂でもいいから、そばにいて」奥野修司氏

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 切ない話だが聞いてホッとしたという著者は、震災2年後から、本格的に聞き取りに乗り出した。

「今回は家族物語だけに絞って収録しました。霊体験は怖いと思うかもしれませんが、怖がった人はひとりもいなかったし、聞いている僕も怖くありませんでした。どこかうれしそうに体験談を語る彼らを通して、霊体験というのは、亡くなった人との関係を紡ぎ直すことなんだな、と感じましたね」

 妻と1歳10カ月の次女を津波で失った男性は、津波を想定せず職場にとどまり、助けに行かなかったことを後悔していた。そんな男性の夢に、火葬した夜から2人が現れるようになる。夢から覚めても同じ映像が見え、「魂だ」と確信したという。

 その後も男性が欝々と悩んでいると、慰めるかのように2人が夢に現れては話しかけ、昨年の正月には「今は何もしてあげられないよ。でも信頼している」と。

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