「魂でもいいから、そばにいて」奥野修司氏

公開日: 更新日:

 自分が納得できる物語が作れたとき、残された人は初めて生きる力を得る。そして、人に語ることでその物語は完成する、と著者は考える。ところが、その物語を体験者の多くは、家族以外に話していない。信じてもらえないと傷つくからだ。

 著者も「本当のことだからね、信じてよ」、あるいは「聞いてもらえてホッとした」と何度となく言われたそうだ。

「悲しみは受け止める人がいて初めて悲しめるんです。一人だとこらえるしかない、ということを取材を通して改めて感じました。不思議な体験を非科学的だと否定するのではなく、悲しみを抱えた人の声に耳を傾ける社会であれば、残された人たちはもう少しラクだったかもしれません」

 震災から6年が経ち、街の復興は進んだが、大切な人を失った人には永遠に復興などない、と著者。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    沢尻エリカ出演辞退か 浜崎あゆみ「M」ドラマ化が暗礁に

  2. 2

    沢尻エリカvs門脇麦「麒麟がくる」撮影現場で一触即発か

  3. 3

    ラグビーW杯で日テレが高笑い 格安放映権で“濡れ手で粟”

  4. 4

    スタイルはKoki,以上 静香の長女のフルート演奏を聴いた

  5. 5

    「コウキに付きっきり」ママ友が明かした工藤静香の“素顔”

  6. 6

    藤原紀香と“共演NG” 天海佑希以外にも挙がった女優の名前

  7. 7

    土屋太鳳に吉岡里帆…“嫌われ者”は好かれる先輩に学ぶべし

  8. 8

    ジョセフHCは続投前向きも 日本8強入りで“三つ巴”争奪戦に

  9. 9

    「紅白」紅組司会は綾瀬はるか…“本命”広瀬すず落選のナゼ

  10. 10

    ラグビーW杯悲願の8強 日本が打ち破った伝統国の“差別”

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る