「長生きの統計学」川田浩志著

公開日: 更新日:

 いつの時代も健康についての情報は玉石混交、いまはメディアに取り上げられても必ずしも正しい情報とは限らない。そこで、重要なのは科学的根拠に基づいた情報だ。この本はハーバード大学や米国の国立がん研究所などの研究機関で報告された論文をベースにした健康・長寿に関する一冊。

 例えば中高年に関心が高いダイエットに関しては、寝ない方が脂肪が燃えにくい体質となり太りやすいという米国の論文を紹介している。さらにコロンビア大学の論文では4時間以下しか睡眠をとらない人は7時間以上とる人に比べて73%も肥満になりやすいことが報告されているという。

 著者は東海大学医学部内科学系血液・腫瘍内科教授。教授が厳選した健康情報を読めば、あなたも周りから一目置かれる存在!?(宝島社 740円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」