尾木直樹さん 「科学の力を借りれば毎日がラクに楽しく」

公開日: 更新日:

「科学的に元気になる方法集めました」堀田秀吾著(文響社 1340円+税)

 最近は、悩みがあるとすぐスマホで検索という人も多いようですね。でも、ネット上には情報が多すぎて結局不安が増しただけ、なんて話もよく聞きます。

 この本で紹介されているのは、ハーバード大学やNASAといった研究機関によって、エビデンスが保証された方法ばかり。「動作に効果音をつけるとパフォーマンスが上がる」「楽しい動きをすると楽しくなってくる」など、どれも手軽にトライできそうで、読んでいるだけで前向きな気持ちになってきます。

 日本では昔ながらの根性論が根強いけれど、心理学や脳科学といった分野は日々進歩しています。リラックスしたい、やる気を出したい、仕事の効率を上げたい……さまざまな場面で科学の力を借りてみると、毎日がもっともっと“ラクに楽しく”なるかもしれませんよ。

 ちなみに、僕はお気に入りのアロマを嗅ぐと気持ちが落ち着いてうまく切り替えられるの。アロマの効果は科学的にも実証済み。ぜひ試してみて下さいね。

▽おぎ・なおき 1947年、滋賀県生まれ。教育評論家として講演、メディアで活躍。「尾木ママ」の愛称で親しまれる。著書は200冊以上(監修含む)、近著に「取り残される日本の教育」。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  3. 3

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  4. 4

    浜田省吾の父親が「生き地獄」の広島に向ったA.A.B.から80年

  5. 5

    山尾志桜里氏は出馬会見翌日に公認取り消し…今井絵理子、生稲晃子…“芸能界出身”女性政治家の醜聞と凄まじい嫌われぶり

  1. 6

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  2. 7

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  4. 9

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 10

    フジ親会社・金光修前社長の呆れた二枚舌…会長職辞退も「有酬アドバイザー」就任の不可解