体の痛みの原因となるねじれや歪みは自分で正せる

公開日: 更新日:

「ねじれとゆがみ」別所愉庵著

 “予約の取れない療術院”として知られる「朱鯨亭」を営む整体療術家の著者が、体のねじれや歪みにアプローチして首の痛みや肩こり腰痛を解消する方法を伝授する。

 二足歩行をする人間の体は、前後左右のつり合いをとる仕組みによって支えられている。しかし、つり合いが崩れて無理に体を支える状態が続くと、筋肉や筋膜、骨膜、腱などの組織が圧迫され、ここに疲労物質が蓄積。毛細血管が圧迫されて、痛みやしびれなどの引き金になる。

 この体のつり合いを崩す原因となるのが、体のねじれや歪みなのだという。

 しかし、体のつり合いは自分でも簡単に修正できる。まずは手足を広げてあおむけに寝て、左右の足を順番にグーッと伸ばしてみる。腰骨のあたりに違和感や痛みがないかを調べたら、次に違和感の弱かった方の足だけを力を入れて伸ばし、3秒ほど止めたらパッと力を緩めてみよう。これだけで骨盤のバランスが整い、ねじれや歪みを予防・解消して体の痛みを軽減できるという。

 朝、寝床の中で行えば一日快適に活動でき、就寝前に行えば安眠が促されるはずだ。(晶文社 1800円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」