「それでは実際、なにをやれば免疫力があがるの?」飯沼一茂著

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 免疫力が高ければ、あらゆる病気を遠ざけられることが分かってきた。言い方を変えれば、免疫力が低い人はセキュリティーの低い家に住んでいるようなもの。万病に入り込まれる一歩手前と言っても過言ではない。

 本書では、最新の免疫研究に基づいた免疫力アップのヒントを、2択のクイズ形式で紹介している。

 質の良い睡眠を取ると、副交感神経が優位に働いて免疫力アップに有効だ。では、睡眠の質を高めるには、寝室を「間接照明でほのかな明るさにする」と「電気を消して真っ暗にする」のどちらが正しいだろうか。

 正解は、真っ暗にすること。部屋が暗いと眠れないという人もいるが、部屋が明るいと体内では交感神経が刺激され続け、眠ったつもりでも体が休まらない。体内時計も乱れ、免疫力には悪影響なのだ。

「にらめっこ」と「あっち向いてホイ」。どちらもたわいない子供の遊びだが、免疫力に有効なのが、「にらめっこ」だ。笑いが免疫力を高めることは知られているが、実は顔の表情筋を動かすだけでも、笑いと同様の効果が得られるのだという。

 免疫力を高めたいなら、今日からでも始めよう。(ワニブックス 1300円+税)

【連載】長生きする読書術

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