「フリーランスぶるーす」栗山圭介著

公開日:  更新日:

 主人公は、フリーターの平林健太、30歳。付き合っていた彼女と別れたのをきっかけに一旗揚げるつもりで上京したものの、気づけばアルバイトを転々とする生活になっていた。しかし愛犬ジョンの死を契機に、フリーター生活に区切りをつけることを決意。憧れのギョーカイ人の仲間入りを果たすべく、ダメもとで小さな編集プロダクションの門を叩いた。癖のある社長に運よく採用された健太を待ち受けていたのは、なんとアイドルの水着写真を撮影する南の島のロケ。カメラマンやスタイリスト、駆け出しのアイドルなど今まで出会ったことのない人にもまれながら、ギョーカイならではの洗礼を受けていくのだが……。

 広告制作、イベントプロデュース、フリーマガジン発行などの経歴を経て、2015年「居酒屋ふじ」でデビューし、デビュー作がテレビドラマ化されて話題を呼んだ作家の最新作。90年代の広告業界で必死に生き抜く男を描いた自叙伝的小説になっている。(講談社 1600円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国家公務員ボーナス支給 実は日産ゴーン並みの“過少発表”

  2. 2

    巨人が岩隈獲得も…“救世主”とアテにできない致命的欠陥

  3. 3

    ロシア専門家が警鐘「北方領土問題進展は日本側の幻想」

  4. 4

    日ハムと巨人では“雲泥の差” 注目2球団補強の中身と狙い

  5. 5

    清原の二の舞か…“Vの使者”丸を待つ巨人移籍1年目の大重圧

  6. 6

    火野正平との醜聞が話題に 元祖バラドル小鹿みきさんは今

  7. 7

    FA丸を筆頭に総額50億円大補強…巨人最大の問題はリリーフ

  8. 8

    広島はマネーゲームせず…丸にも最後は“渋チン”貫いた理由

  9. 9

    FA炭谷加入で…G小林“正捕手剥奪”で年俸6000万円飼い殺し

  10. 10

    魔性の女が復活…「あな渡」は“荻野目慶子劇場”と化した

もっと見る