「鎌倉湘南カフェ散歩 海と山と街と」川口葉子著

公開日: 更新日:

 各地の名物カフェを巡り、店の来歴や店主のカフェ哲学を紹介するシリーズ第3弾。豊かな自然と文化の薫りが漂う鎌倉・湘南地区を歩く。

 鎌倉駅から徒歩3分、1994年開店の「カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ」は、その後全国に広がったカフェカルチャーの先駆者として知られる。店の大テーブルに置かれたコーヒーミルは、東日本大震災の計画停電の時にマスターの堀内氏が自宅から持ち込んだもの。停電中も店を開き続けた氏は、その時にコーヒー1杯の重みを感じ、以後、店で提供するハンドドリップコーヒーはすべて自分の手で入れると決意し、支店を閉めたという。

 その他、週末のみに開店する完全予約制の「N邸 N―caf驕vなど80余店を網羅。(祥伝社 840円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    浜田省吾が吉田拓郎のバックバンド時代にやらかしたシンバル転倒事件

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    「いま本当にすごい子役」2位 小林麻央×市川団十郎白猿の愛娘・堀越麗禾“本格女優”のポテンシャル

  1. 6

    幼稚舎ではなく中等部から慶応に入った芦田愛菜の賢すぎる選択…「マルモ」で多忙だった小学生時代

  2. 7

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  5. 10

    フジテレビ系「不思議体験ファイル」で7月5日大災難説“あおり過ぎ”で視聴者から苦情殺到