• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「夜明けの約束」ロマン・ガリ著 岩津航訳

 ロシア系ユダヤ人移民の「私」は母と2人暮らしだ。母はロシア貴族の貴婦人と称し、「一族に伝わる最後の宝石」を金持ちの英国人らに売りつけて生計を立てている。

「私」の数学の成績が0点でも母は気にしない。「おまえの名前はいつか学校の壁に金色の文字で刻まれるんだから」と。バイオリニストやバレエダンサーになる夢は挫折して、今はビクトル・ユゴーを目指す。

 フランス軍の兵士として各地を転戦しているときも、母からの手紙は送られてきた。「私」の著作が出版されることになってからも母からの手紙は続いたが、「私」はその手紙に違和感を覚えた。

 女優ジーン・セバーグの伴侶で外交官も務めた作家の自伝小説。(共和国 2600円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    錯乱答弁を連発 テレビ討論でバレた安倍首相の薄っぺらさ

  2. 2

    “被害者”が激白 塚原夫妻の無責任指導とでっち上げの実態

  3. 3

    東京、神奈川、四国…“地方票”石破氏の猛追に安倍陣営焦り

  4. 4

    体操協会なぜ切れず? 塚原夫妻“職務一時停止”本当の目的

  5. 5

    交通遺児に残された亡父の車を競売に…劇的展開に感動の嵐

  6. 6

    二軍で“塩漬け”の巨人ゲレーロ 古巣中日勢に漏らした本音

  7. 7

    海外では国民が猛反発…「年金改悪」日本だけがやすやすと

  8. 8

    OBも疑心暗鬼 巨人・由伸監督“続投示唆”から急失速のナゾ

  9. 9

    最下位転落はすぐそこ…DeNAラミ監督の続投に2つの条件

  10. 10

    ラミ監督は窮地…DeNA“横浜回帰”で浮上する次期監督の名前

もっと見る