「ナリワイをつくる」伊藤洋志著

公開日: 更新日:

 仕事に人生を占拠されない「ナリワイ」という働き方を提唱する生き方本。

 自分の時間と健康を金と交換するのではなく、個人レベルで始められて、やればやるほど頭と体が鍛えられ、技が身につく仕事が「ナリワイ」だという。ナリワイで生きるとは、大掛かりな仕掛けを使わず、生活の中から仕事を生み出し、仕事の中から生活を充実させるということ。そんな仕事をいくつも作って組み合わせていくことだという。

 著者の場合は、仲間と企画運営する木造校舎ウエディングやシェア別荘、農家のネット販売の手伝いなどをナリワイにしている。人との出会いから生まれるのがナリワイだ。そんな自らの体験を語りながら、ナリワイを持つことで見えてくる人生のもうひとつの景色を紹介。

(筑摩書房 680円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった