• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「医者の9割はうつを治せない」千村晃氏

 高圧的な上司がきっかけでうつになった男性患者Aさん。ところが上司が代わっても改善しない。著者が何カ月もかけて対話を続けると、Aさんは子供の頃、父親によく怒鳴られた体験を思い出したことで、上司に対する恐怖感が徐々に薄れたという。また、子供の頃のきょうだい間の待遇差が尾を引いて自信がなかったHさん、倦怠感からうつ病と診断されていたものの、血液検査を促したところ甲状腺機能の低下が見つかったKさんなど、本書には意外な事例がつづられている。

「うつは解明し切れていないので、医者も患者も誤解している面は多いと感じます。『楽しんで仕事をしている人はうつにならない』『休職中は規則正しい生活を』などは“うつの常識”とされていますが、勘違い。うつの原因は人それぞれですから、他人のケースに当てはめて考えること自体ナンセンスです。体験記など参考にしたくなるでしょうが、あまり役に立たないことを患者自身も知ってほしいですね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    逸材ゴロゴロ 夏の甲子園“契約金1億円”ドラ1候補7人の名前

  2. 2

    進学説の真偽は…金足農・吉田輝星めぐるプロ争奪戦の内幕

  3. 3

    安倍首相が異例の神社参拝3連発 総裁選に不安で“神頼み”

  4. 4

    キムタクは“御一行”で…被災地を単身訪れた斎藤工との差

  5. 5

    ガッツポーズ禁止と熱中症“美談化”…球児を潰すご都合主義

  6. 6

    木更津総合・五島監督に聞く ドラフト候補が進学する理由

  7. 7

    まるで炎上商法 “超人ショー”と化した24時間TVの存在価値

  8. 8

    被災地で黙々とボランティア活動 吉川晃司の“気骨と矜持”

  9. 9

    憧れの安室も絶賛 イモトアヤコは「イエスマン」報われた

  10. 10

    まるで大使館…剛力彩芽&前澤社長の“100億円豪邸”を発見

もっと見る