「宇宙人に、いつ、どこで会えるか?」二間瀬敏史著

公開日: 更新日:

 科学の世界でアインシュタインの特殊相対性理論の「E=mc2乗」に次ぐ2番目に有名な「ドレイクの方程式」というのをご存じか。

 N=R*×L×fp×ne×f1×fi×fc

 それぞれの因子の説明は省くが、この方程式を提唱したフランク・ドレイクは、そこから「1年に10個の恒星が生まれて、その半分が惑星を持ち、生命の誕生に適した惑星の数は2つ、その惑星には必ず生命が誕生し、知的生命にまで進化するのはその1%で、文明の存続時間は1000~100万年である」、つまり、知的生命に出合える可能性は極めて少ないにしても決してゼロではない、ということを導き出し、宇宙人探索の「オズマ計画」の意義を裏付けた。

 他に、ドップラー法、トランジット法、重力レンズ利用など5つの太陽系外の惑星の見つけ方も解説。地球外生命発見の最前線が分かる本。

(さくら舎 1500円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  3. 3

    佳子さま31歳の誕生日直前に飛び出した“婚約報道” 結婚を巡る「葛藤」の中身

  4. 4

    国分太一「人権救済申し立て」“却下”でテレビ復帰は絶望的に…「松岡のちゃんねる」に一縷の望みも険しすぎる今後

  5. 5

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  1. 6

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  2. 7

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  3. 8

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  4. 9

    「嵐」紅白出演ナシ&“解散ライブに暗雲”でもビクともしない「余裕のメンバー」はこの人だ!

  5. 10

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢