「偏愛読書トライアングル」瀧井朝世著

公開日: 更新日:

 新潮社の読書情報PR誌「波」に連載された書評コラム「サイン、コサイン、偏愛レビュー」から56本を厳選収録。

 最終収録の「未来を考える」(2016年5月号掲載)で取り上げる本は、70年後の未来の日本を考える、吉田修一著「橋を渡る」と、若者が恋愛にもセックスにも興味を示さなくなった2030年の近未来日本の落とし穴を描く窪美澄著「アカガミ」、そして、16年近く溺愛してきたが昨年5月に亡くなった猫との奇跡のような至福の時間は、これから先の人生の支えになることを気付かせたという北村薫著「八月の六日間」の3冊だ。

 紹介される作品は160冊以上。連載時にはなかった脚注と、本探しに便利な索引付き。

(新潮社 1700円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    浜田省吾が吉田拓郎のバックバンド時代にやらかしたシンバル転倒事件

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    「いま本当にすごい子役」2位 小林麻央×市川団十郎白猿の愛娘・堀越麗禾“本格女優”のポテンシャル

  1. 6

    幼稚舎ではなく中等部から慶応に入った芦田愛菜の賢すぎる選択…「マルモ」で多忙だった小学生時代

  2. 7

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  5. 10

    フジテレビ系「不思議体験ファイル」で7月5日大災難説“あおり過ぎ”で視聴者から苦情殺到