「バカになったか、日本人」橋本治著

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 人気作家が呆れた世の中を斬る時評エッセー。

 東日本大震災原発事故が起きたのは、著者が4カ月の入院生活から自宅に戻って1カ月後だった。まだ闘病は続いており、体力がないため、冷静(と似たような)状態で、世の中の動きを見ていたという。

 当時の菅首相は大震災を「戦後最大の危機」と表現し、「戦後」という時代区分の中の出来事として捉えた。

 しかし、この震災からの復興は「戦後復興神話」から決別した、新しい時代区分の始まりと位置付けないとどうにもならないと指摘。そんな震災直後の思いから、その後の原発騒動や原発以上に厄介な政治の問題、そしてそんな政治家たちを容認している国民のあり方まで、思考の手がかりを教授。

(集英社 520円+税)


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