「弘兼流 60歳からの楽々男メシ」弘兼憲史著

公開日: 更新日:

 本気で料理人になりたいと思ったこともあるという人気漫画家が、同世代の中高年に料理の楽しさを説く生き方エッセー。

 まずは妻のテリトリーである台所への潜入許可を得て従順な部下の地位を確立することが肝心。その上で、ご飯の炊き方、野菜の切り方などから手ほどき。包丁づかいの練習を兼ねて作る酒のあて「白髪ネギのつまみ」から、仕事場でアシスタントたちに出す「まかない料理」、そして「肉じゃが」や「手作り餃子」などのヘビーローテーションメニューまで。徐々に難易度を上げながら、身につけていくという趣向。ラクで楽しく、健康的でおいしく、そして材料に無駄なく、時短で出来る料理のポイントとレシピを自らの体験とともに語る。

(マガジンハウス 1000円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁