• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「痴漢冤罪」新堂冬樹著

 あるサラリーマンが電車の中で、少女から痴漢だと訴えられるところから物語は始まる。身の潔白を主張するつもりで駅の事務所に行こうとしたところ、居合わせた弁護士に示談に持ち込んだ方が被害が少ないと諭され、示談金を支払うことに。

 しかし、これは弁護士の木塚が、被害者役の女性と目撃者役の男と組んで仕掛けた巧妙なワナだった。

 結婚指輪をしている、いい靴を履いている、高い腕時計をしているの3条件をチェックしてカモを見極めてから、カモのそばに女を配置して女から体を押し付け、被害を装うのだ。

 トントン拍子に金を手に入れた木塚の次のターゲットは、人気の若手俳優・松岡。所属事務所の社長・吉原から金を巻き上げる魂胆だったのだが、吉原との交渉は想像以上に壮絶なバトルと化していく……。

「血塗られた神話」でデビューして以来、裏社会を描写した小説で定評のある著者の最新作。痴漢冤罪をテーマに、やるかやられるかの男の勝負を描いている。

(祥伝社 1850円+税)



日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    正反対キャラを演じきる 佐藤健“視聴率40%男”の存在感

  2. 2

    沖縄県知事選で“黒歴史”隠し 佐喜真候補にもう一つの疑惑

  3. 3

    焼肉通いは序章…星野源が狙われる新垣結衣との要塞デート

  4. 4

    “元彼”と同時引退? 幻に消えた安室奈美恵の「再婚」報道

  5. 5

    花田家は崩壊寸前…貴乃花親方は協会批判し妻は見舞い拒否

  6. 6

    追悼・樹木希林さん 貫いた“奇妙な夫婦愛”と“ドケチ伝説”

  7. 7

    二宮和也はジャニーズの“条件”拒み…伊藤綾子と来年結婚か

  8. 8

    安倍自民がブチあげ「省庁再々編」は国民ダマしの常套手段

  9. 9

    安倍首相が総裁選で獲得 地方票「55%」の怪しいカラクリ

  10. 10

    吉澤ひとみの逮捕で…「元モー娘。」相次ぐ謝罪の違和感

もっと見る