「わが輩は保守本流である」平野貞夫著

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 衆議院事務局の職員、そして参議院議員として長く政治の世界に携わってきた著者による政治講義録。

 冒頭で、近年の自民党政治が弱肉強食の格差社会をつくり、戦前回帰の戦争国家をつくったと批判。かくして安倍政治が行き着いたのが、現在進行中の森友・加計問題が象徴するような国家権力の私物化や、統治行為の正当性を踏みにじった議会民主主義の破壊だと怒りをあらわに記す。その上で、日本では誤解されがちな「保守」とは何かを論じる。

 戦後日本の議会政治が段階的に劣化してきた状況を振り返りながら、憲法9条問題や政権交代のための野党協力の必要性などにも言及。豊富なエピソードと共に現在進行形の政治の表裏を解説してくれる政治テキスト。(五月書房新社 1000円+税)

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