• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「国会議員基礎テスト」黒野伸一著

 行政、司法、立法といえば、国家の屋台骨だ。行政職に就くには超難関の国家公務員試験に合格する必要がある。

 同じく司法をつかさどる、裁判官、検事、弁護士には司法試験が待ち構えている。しかし、立法はといえば、人気投票というのがその実態。テレビに出ている有名人、政治家の子弟であれば、なれてしまう。

 政治不信の本質は政治家不信にほかならず、政治家にもその資格を問う資格試験が必要じゃないかと問いかけた政治エンターテインメント小説。

 不倫騒ぎを起こした3世議員・黒部はテレビが企画した国会議員資格検定試験に落第、辞職。その補欠選挙に秘書であった橋本が当選。国会議員基礎テスト法成立に邁進するが、自らの首を絞めるような法案に賛成する政治家など与党内にはいない。

 民主主義の本質を問う痛快無比な一作。(小学館 1600円+税)


日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安倍政権また後手後手 西日本豪雨の補正予算が置き去りに

  2. 2

    浮いた話もなし…波留の“私生活”がベールに包まれるナゾ

  3. 3

    日大アメフト部新監督 立命大OB内定に選手らは拒否反応

  4. 4

    太った? 元AKB小嶋陽菜のムッチリ体型にファン容赦なし

  5. 5

    政財界とも結びつき深く…故・浅利慶太さんの「功と罪」

  6. 6

    傲慢でぶれない自民党と公明党 国民のことは考えていない

  7. 7

    サンドウィッチマン富澤 2007年M-1優勝の瞬間を振り返る

  8. 8

    生田悦子さん 最期の言葉は「サンドイッチ買ってきて」

  9. 9

    ドラマ引っ張りだこ 「高嶺の花」でも話題の峯田和伸って

  10. 10

    英紙も警告 2020年の東京五輪は“殺人オリンピック”になる

もっと見る