「国会議員基礎テスト」黒野伸一著

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 行政、司法、立法といえば、国家の屋台骨だ。行政職に就くには超難関の国家公務員試験に合格する必要がある。

 同じく司法をつかさどる、裁判官、検事、弁護士には司法試験が待ち構えている。しかし、立法はといえば、人気投票というのがその実態。テレビに出ている有名人、政治家の子弟であれば、なれてしまう。

 政治不信の本質は政治家不信にほかならず、政治家にもその資格を問う資格試験が必要じゃないかと問いかけた政治エンターテインメント小説。

 不倫騒ぎを起こした3世議員・黒部はテレビが企画した国会議員資格検定試験に落第、辞職。その補欠選挙に秘書であった橋本が当選。国会議員基礎テスト法成立に邁進するが、自らの首を絞めるような法案に賛成する政治家など与党内にはいない。

 民主主義の本質を問う痛快無比な一作。(小学館 1600円+税)


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