「別れ、のち晴れ」赤川次郎著

公開日: 更新日:

 細川康夫と加津子は4年前に離婚し、今は康夫が16歳の娘・宏枝と、加津子が小学6年の朋哉と暮らしている。普段は連絡を取り合わないのがルールだが、年に1度の「離婚記念日」だけは別だ。

 ところが離婚記念日が近づいたある日、康夫は出世争いに敗れ、編集プロダクションに勤める加津子は作家の原稿を紛失と、トラブルに見舞われる。そんな康夫に社内の20歳の女性が、加津子には28歳の青年が近づいてくる。

 人の顔色を読むことにかけては天才的な宏枝は父親の異変を察知。弟・朋哉と協力して、両親の“恋人”の正体を探ることにしたのだが……。

 家族の再生を描く長編小説。

(徳間書店 720円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁