「われは歌えどもやぶれかぶれ」椎名誠著

公開日: 更新日:

 椎名はパソコンはできないが携帯電話は持っていて、それで事足りている。1990年代の後半にモンゴルに行ったとき、ウランバートル市内でかなりの人が家庭用電話機の受話器を持って歩いているのを見た。交差点で信号待ちをしていると、その受話器で誰かと話をしている人がいて、隣で奥さんらしき人が電話機本体を持ってかしずいている。ウランバートルの真ん中に立つ高い電波塔が「親機」となり、その周囲を「子機」が回って通話するというシステムだ。これがモンゴルの携帯電話の「あけぼの期」だった。3年後に行ったら、小型の無線回線による携帯電話になっていてがっかりした。

 72歳になった椎名の日常をめぐるエッセー。 (集英社 1400円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    戸郷が離脱、則本メッタ打ちで巨人が緊急補強へ…候補に挙がる「オリックス投手」の名前

  2. 2

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  3. 3

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  4. 4

    孤立深まる高市首相…国会10日ぶり正常化でも続く“包囲網” 与党内からも反発の声噴出の自業自得

  5. 5

    ベネズエラの剛腕マチャドが今オフ、オリックスとの契約満了で日米争奪戦に発展か

  1. 6

    小池栄子が一番の被害者? 佐藤二朗“ハラスメント騒動”に足引っ張られた「さよならノワール」の評価は上々

  2. 7

    高市首相が衆院集中審議に“出たくない”とブー垂れ…身内の自民国対「もう疲れ果てた…」ヘトヘトのお気の毒

  3. 8

    山田涼介が「令和最強アイドル」と評されるワケ…主演ドラマ「一次元の挿し木」は玉森裕太を三歩リード

  4. 9

    白井球審への“侮辱行為”で退場した一部始終「何やおまえ、いい加減にしろよ!おまえも未熟なんだから…」

  5. 10

    沈黙貫く橋本愛vs佐藤二朗「週刊新潮」で反論の泥沼化…SNS連投で"自滅"を心配する声も