「おれたちを笑え! わしらは怪しい雑魚釣り隊」椎名誠著

公開日: 更新日:

 キャンプと釣り、そして酒とうまい飯を楽しむために全国津々浦々を巡る親父集団の人気釣行記シリーズ第5弾。

 計画するたびにメンバーの急逝や船の欠航で、たどり着けない新島に今回も嫌われ、会議で5月の目的地は福井県若狭湾に決定。

 これまで日本海への出撃が少ないことに気づいた隊長(著者)の鶴の一声で決まったのだが、当日の朝になって、片道550キロもあると知り、伊豆でもいいんじゃないかと思い始める……。

 当初、10人ほどだったメンバーも今や30人を超える大所帯。富浦や奄美、四万十、そして雑魚の名を返上して無謀にもマグロ釣りやバリ島での大会出場など。個性豊かなメンバーとのハチャメチャな釣り旅は続く。(小学館 670円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁