「空手の命」 「月刊秘伝」編集部編

公開日: 更新日:

 空手道の源流はかつての琉球(沖縄)にある。琉球は14世紀後半ごろから中国と交易を始め、中国からさまざまな文化、風習を受け入れたが、後に唐手(トゥディー)と呼ばれる武術もそのひとつである。空手の起源は中国伝来の武術だとする説と、琉球古来の武術「手(ティ)」と中国武術が融合したものとする説がある。

 沖縄空手界の重鎮、上原恒は、中国拳法は台湾や香港の武術と似たようなものだと思っていたが、25年ほど前、中国福建省と沖縄空手の親善武術交流会で宮平保の演武を見て、これが本当の中国拳法だと驚き、すぐに入門した。

 空手の原点回帰を目指す動きの紹介のほか、豊富な写真で空手の「形(かた)」を解説する。

(BABジャパン 1600円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ