「おっさんたちの黄昏商店街」池永陽著

公開日: 更新日:

 埼京線沿いの小さな町にある旧鈴蘭中央商店街は、不景気のあおりを受けシャッター街になる寸前。廃れゆく商店街を何とかしようと、喫茶店の主人である洞口修司の声掛けで、学習塾を開いている小堀裕三、区役所を退職して年金生活を謳歌している川辺茂、鍼医の羽生源次の同級生3人、そこへ昭和好きの高校生・翔太が加わり、町おこしに立ち上がった。

 裕三たち推進委員会は、通りに面した開口部を木製にして昭和っぽさをウリにしようと提案するが、豆腐屋の仙市だけは首を縦に振らず、計画が進んでいなかった。

 そんなある日、いつものように裕三ら推進委員が集まって飲んでいると、源次が指ではじいてビールの栓を開けてみせた。驚くみんなに「わし、実は忍者なんだ」と告白する……。

 ワケありの独り身のおっさんたちが、町おこしを通じて絆を深めていく人情連作集。

(潮出版社 1600円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    バタバタNHK紅白 高視聴率でも今田美桜、有吉弘行らMC陣は負担増「出演者個々の頑張りに支えられた」

  2. 2

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  3. 3

    「将軍 SHOGUN」シーズン2も撮影開始 2026年は柄本明、平岳大ら海外進出する日本人俳優に注目

  4. 4

    ロッテ前監督・吉井理人氏が2023年WBCを語る「大谷とダルのリリーフ登板は準決勝後に決まった」

  5. 5

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  1. 6

    ロッテ前監督・吉井理人氏が佐々木朗希を語る「“返事もしなかった頃”から間違いなく成長しています」

  2. 7

    矢沢永吉ライブは『永ちゃんコール』禁止で対策も…B'z『客の大熱唱』とも通じる“深刻な悩み”

  3. 8

    《国分太一だけ?》「ウルトラマンDASH」の危険特番が大炎上!日テレスタッフにも問われるコンプライアンス

  4. 9

    巨人オーナーから“至上命令” 阿部監督が背負う「坂本勇人2世育成&抜擢」の重い十字架

  5. 10

    現役女子大生の鈴木京香はキャピキャピ感ゼロだった