「激走!日本アルプス大縦断」齊藤倫雄、NHK取材班著

公開日: 更新日:

 日本アルプス大縦断とは、富山県魚津市の早月川河口から北アルプス、中央アルプス、南アルプスを縦断し、8日間以内に静岡市の大浜海岸まで踏破するという山岳レースだ。山小屋などは利用できず、許されるのは露営だけ。30カ所のチェックポイントを制限時間までに通過しなくてはならない。2018年8月12日午前0時、30人の選手がスタート。5日目に南アルプスの烏帽子岳の稜線に出たとき、トップの近内選手はものすごい突風と遭遇する。三伏峠まで戻ってスタッフに状況説明するが、「中止判断は、ヤマ専門の天気予報で風速25メートルの予想が連続して2回出たときだけ」との回答だった。

 日本一過酷な山岳レースに密着したノンフィクション。

 (集英社 1600円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景