「元祖・本家の店めぐり町歩き」南伸坊、坂崎重盛著

公開日: 更新日:

 元祖・本家の宝庫といえるのが麻布十番。世界一の売り上げでギネスブックに登録されている元祖・たい焼きの「浪花屋」がある。四谷の「わかば」は尻尾まであんこが入っていて安藤鶴夫が感動していたが、南は「でも、どうですか、尾っぽまでって。逃げ場もつくってくんないと(笑い)」と反論。たい焼きは出来たてを食べたいが、持ち帰りは30~40分は待たされる。すぐ出てくる2階のカフェで食べるのが裏ワザ。麻布十番には「更科」と名のつくそば屋が3軒あり、そのうち2軒は元祖ではなく「総本家」。近くには和菓子の「総本家」もあり、狭いエリアに「総本家」が密集している。ほかに、元祖・カレーパンのある森下などを、ダジャレを言いつつ散歩名人がゆく。

(芸術新聞社 1800円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"