「旅は道づれ きりきり舞い」諸田玲子著

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 十返舎一九の娘・舞は、父の弟子の今井尚武と祝言を挙げることになった。踊りの師匠の家に行った帰りに、居合わせた葛飾北斎の娘・お栄がついてきた。どうやらまたも舞の家に居候するつもりらしい。家に着いたら、舞の死んだ母の在所の者だという老若男女の一行が来ていた。翌日になると尚武の縁者が駿河からやって来て、結局、10人以上の客を泊めることに。

 祝言前日、継母のえつが「あそこに座っているご老人だけど……どこの、なんてお人だったかしらねえ」と尋ねた。一九と談笑しているが、亡母の在所の一行の中にはいなかった。翌日、岡っ引きの勝五郎がやって来て……。(「おどろ木、桃の木」)

 奇人変人が巻き起こす騒動を描いた時代小説集。

(光文社 1600円+税)

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