「破落戸(ごろつき)」諸田玲子著

公開日: 更新日:

 北町奉行所の定町廻り同心、篠崎弥左衛門の懐刀の瓢六はある日、阿部伊勢守の兄、不争斎に仕える奈緒に呼び出された。西洋医術の心得のある医者、江庵の家の内情を探ってほしいと言う。この家を訪れた書肆、武士、薬種問屋などがことごとく捕らえられている。民を苦しめる南町奉行の鳥居甲斐守に内通している者がいるのではないか。瓢六が江庵の家に入り込むと、昔馴染みの平吉の姿が見えた。平吉は闇の顔役の子分だった。ひょっとすると、盗みでも企んでいるのでは……。(「織姫」)

 水野越前守一派と戦う瓢六シリーズ第5作の短編集。(文藝春秋 1600円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ前監督・吉井理人氏が佐々木朗希を語る「“返事もしなかった頃”から間違いなく成長しています」

  2. 2

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  3. 3

    矢沢永吉ライブは『永ちゃんコール』禁止で対策も…B'z『客の大熱唱』とも通じる“深刻な悩み”

  4. 4

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 5

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  1. 6

    巨人ドラ1岡本和真 本塁打1本「小遣い1万円」に祖父母悲鳴

  2. 7

    「将軍 SHOGUN」シーズン2も撮影開始 2026年は柄本明、平岳大ら海外進出する日本人俳優に注目

  3. 8

    辰己涼介は楽天残留が濃厚 ソフトバンク東浜巨らFA行使“残り物”たちの気になる行方

  4. 9

    新大関・安青錦に追い風? 八角理事長が看破した横綱・大の里「左肩回復遅れ」

  5. 10

    ブルージェイズ岡本和真に「村上宗隆の2倍」の値段がついたカラクリ