「ヴァルキリー」安生正著

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 2029年7月、警視庁公安部第五課の東郷警部は、G20に向けて不穏分子の洗い出しをしていた。捜査一課が、訪日中のドイツの首相の暗殺計画があるとの情報を掴んでいたからだ。

 ドイツの首相は日本に難民受け入れを要請している。暗殺計画の首謀者、村瀬は東大卒の大物右翼で、機関誌でテロリスト殲滅(せんめつ)活動を開始すると宣言していた。日本に漂着した難民が、難民定住促進センターから脱走してテロ集団「モグラ」をつくり、各地でテロを起こしていたのだ。

 村瀬は、ソマリアで傭兵(ようへい)として暗躍した元自衛官の香椎に目をつけた。会社の経営難に苦しむ香椎に手を差し伸べ、「モグラ」幹部を拘束せよと命じる。

 難民問題に揺れる近未来の日本を舞台にしたサスペンス。

(徳間書店 1700円+税)

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