「災害不調」工藤孝文著

公開日: 更新日:

 今や私たちの日常は、自然災害とともにある。新型コロナウイルスの感染爆発もそのひとつだ。

 自らは被災しなくとも、家族や友人が被災したり、ニュースに接しているうちに不調を感じる人がいる。不安が募り眠れない、何となく憂鬱で気持ちが晴れない、被災地の映像を見ていたら目まいを覚えるようになり外出できなくなったなど。検査を受けても原因が分からず、心療内科でも改善しない。こうした症状を「災害不調」と名付け、解消法を紹介する健康テキスト。

 災害不調の正体は「自律神経失調症」で、脳や臓器に問題がないため検査では見つからない。不調とホルモンの関係、うつ病との違いなど、その仕組みと詳細を解説するとともに、「朝10分歩く」など不調を解消する20の方法を伝授。

(KADOKAWA 946円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…