「本のエンドロール」安藤祐介著

公開日: 更新日:

 浦本は、印刷会社で文芸書の営業を担当。本を刷るのではなく“造る”のが自分の仕事だと誇りを持つ浦本は、印刷会社は「メーカー」だと思っている。一方、同僚の仲井戸は印刷会社はあくまでも印刷会社で、重要なのは日々の仕事を間違いなく終わらせることだという。少しでも良いものを顧客に届けたい浦本だが、それは工場に無理を強いることにつながる。工場の係長の野末には、浦本がただ顧客の言いなりになっているとしか思えない。

 そんな中、浦本が担当する出版社で7月刊行予定だった作家・淵田の新作「スロウスタート」が5月刊行に前倒しされる。各部署の協力を得て製本までこぎつけるが、出来上がった本の目次に誤植があったことが発覚する。

 本造りに携わる人々の思いが交錯する仕事小説。

(講談社 1012円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    木村拓哉の千葉支援に重なる“解散から10年”SMAPの絆 義援金2000万円を届けた行動力

  2. 2

    (6)甲斐拓也が松井巨人に“切られた”本当の理由…成績低迷に加え「福岡帰省連発」でもヒンシュク買っていた

  3. 3

    申ジエを見ていて苛立った…国内ツアーは「スロープレー」の撲滅をそろそろ啓蒙するべきだ

  4. 4

    (1)松井秀喜監督で“淘汰される選手” 「確率が高いものを大切に。守備走塁は100%」の真意

  5. 5

    テニス部キャプテンを務めた“スポーツマン”日村勇紀と“お嬢様”神田愛花が歩んだキャリア

  1. 6

    (5)松井監督が自覚する「優柔不断」…高橋由伸ヘッドコーチも“同類”という懸念

  2. 7

    「VIVANTに出てるんだから口閉じろ」…キムラ緑子の高市首相批判に噛みつくSNSの異常と低レベル

  3. 8

    中日一軍打撃コーチ就任の所信表明 キャンプで真っ先に「変えたいこと」がある

  4. 9

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  5. 10

    米球界挑戦の横浜・織田翔希は間違いなく巨人入りに翻意する 松井監督誕生で見えた“説得の筋書き”

おすすめ求人情報

スポーツインストラクター ジム勤務 経験者 無理なく働ける環境 マシン利用可
カーブスオークワみえ朝日インター店 三重県 朝日町 正社員
月給26万円~33万円
フォークリフトオペレーター/フレコンバックの運搬/日勤・週休2日
株式会社グロウ・アップ 茨城県 神栖市 正社員
月給21万円
障がい者採用/年間休日120日以上/年収400万円以上/SE職
日本コムシンク株式会社 東京都 千代田区 正社員
年収450万円~520万円
理学療法士整形外科クリニックでの運動器リハビリテーション
せき整形外科クリニック 群馬県 前橋市 正社員
月給28万円~45万円
Sponsored by 求人ボックス