「食べるぞ! 世界の地元メシ」岡崎大五著

公開日: 更新日:

「名物にうまいものなし」といわれるが、85カ国を旅してきた著者によると「地元メシには、まずいものなし」だという。足で見つけたそんな世界の地元メシを紹介する旅と食の融合エッセー。

 社会主義国のキューバは、事前に宿泊先の予約はできない。探し当てた民宿で夕食に出てきたのは「アロス・コン・フリホーレス・ネグロス」という代表的な家庭料理の煮豆ごはんだった。

 食後に出掛けたバーのメニューで見つけ注文したプリンは、コーラの空き缶を半分に切った容器で作ったものだった。しかし、その味は濃厚で芳醇。特産のサトウキビが使われているからだと納得する。

 他、タイの「アヒルラーメン」やセネガルの「チェブジェン」(魚入り炊き込みご飯)など、247品を食べ尽くす。

(講談社 770円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因