「台北プライベートアイ」紀蔚然著 舩山むつみ訳

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 大学の演劇学部の教授だった呉誠(ウーチェン)は妻と別れ、大学も辞めて、うらぶれた臥龍街(ウォロンジェ)に引っ越して私立探偵になった。最初の依頼者は近所の林(リン)夫人で、3、4週間前から娘が父親を仇(かたき)でも見るような目つきになったという。呉誠は林氏の尾行を始めたが、毎日同じ時間に出勤、退勤の生活だ。ところがある日の昼休み、林氏はBMWに乗り、モーテルに行き、続いて病院に。そこの院長の姪の邱(チウ)がターゲットらしい。そのころ、近所の公園で2件、殺人事件が発生した。だが、なぜか新聞に載っていない。

 連続殺人事件を追って、駆け出しの探偵が台北の街を駆け巡るハードボイルド小説。

(文藝春秋 1980円)

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