「私の少女マンガ講義」萩尾望都著 矢内裕子聞き手・構成
「少女マンガの神様」がこの日本独自の文化をさまざまな視点から論じた講義・インタビュー集。
まずは、1950年代の手塚治虫著「リボンの騎士」から、よしながふみ著「大奥」まで、少女マンガの歴史をひもといた海外での講演を収録。「リボン」のサファイア姫は男装して王子にならなくては活躍できなかったが、「大奥」の将軍たちは女性であることを隠す必要がないと、その時代ごとのフェミニズムが流れているような物語が生まれてきたことを説く。そして、作者と読者の距離が極めて近いメディアとして発展してきたのが少女マンガだという。
一方で、自作を解説しながらマンガ表現の実際や創作法を解説するなど約半世紀も第一線で描き続けてきた著者が少女マンガのすべてを語る。
(新潮社 649円)


















