著者のコラム一覧
堂場瞬一作家

1963年、茨城県生まれ。2000年「8年」で第13回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。警察小説、スポーツ小説などさまざまな題材の小説を発表している。著書に「警視庁犯罪被害者支援課」シリーズ、「焦土の刑事」「動乱の刑事」「沃野の刑事」など多数。2021年、作家デビュー20周年を迎え、出版社を横断したプロジェクトが進行中。

<119>安っぽい水割りが胃に染みる

公開日: 更新日:
イラスト・宮坂猛

 高峰は、後輩刑事を先に帰した。話を聞かせてもらえないと思ったのか、彼は不満そうだったが、海老沢としても二人きりの方が話しやすい。

 高峰が、どこかからウイスキーのボトルを持ってきた。それを見て、海老沢は眉を顰める。

「捜査一課は、事件が解決しなくてもここで酒盛りをし… 

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