「魔の山」ジェフリー・ディーヴァー著 池田真紀子訳

公開日: 更新日:

 ギグハーバーの教会でカギ十字の落書きがされたり、十字架が燃やされ、管理人と信徒伝道者が銃撃されて負傷するという事件が発生した。容疑者はアダム・ハーパーとエリック・ヤングという2人の若者だ。

 ピアース郡が5万ドル、エリックの両親らから900ドルの懸賞金が提供された。懸賞金ハンターのコルター・ショウはエリックの両親の依頼を受け、2人の行方を探る。雑貨屋で修養センターのような施設についての情報をつかみ、10分後、2人を発見。声をかけるとアダムは崖から身を投げた。エリックは「僕らはやってないのに」と言う。ショウはオシリス財団が運営するカルト村に潜入することに。

 流浪の探偵がカルト集団の目的を暴く。

(文藝春秋 2750円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較