「評決の代償」グレアム・ムーア著 吉野弘人訳

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 弁護士のマヤの前に元恋人のリックが現れた。2人は、10年前、富豪の娘を殺した容疑で起訴されたボビー・ノックを裁く陪審員として知り合った。裁判では、マヤが有罪を主張する他の陪審員を説得して無罪の評決となった。裁判後、マヤは有罪を望んだ世間の激しいバッシングに遭い、意見を翻したリックもマスコミとマヤへの批判を繰り広げた。

 リックは当時の陪審員を集めたドキュメンタリー番組への出演をマヤに依頼する。その場で新たに見つけたノックの有罪を証明する証拠を見せるという。元陪審員が集まった夜、リックが何者かに殺され、容疑者になってしまったマヤは再び10年前の事件と向き合う。

 脚本家としても活躍する著者による迫真のリーガルサスペンス。

(早川書房 2200円)

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