「IT弁護士さん、YouTubeの法律と規約について教えてください」河瀬季著

公開日: 更新日:

 他人が写りこんだ動画を無断でアップロードする場合、刑事上の責任はないが、肖像権を侵害することになる。そのため、民法第709条に基づく不法行為として損害賠償金を請求されたり、差し止め請求を受ける可能性がある。その場合は対象となる動画を公表することができなくなったり、動画の削除を求められる場合もあるので、モザイク処理をするとよい。

 レストランで撮影するときも、人物が特定できるような状態で他の客が写りこんでいないか要注意。料理も著作物に相当するような料理や、見た目を秘密にしているような料理は撮影NGと考える。建築や、ゲーム内で使われる音楽にも著作権があることも。

 他にプライバシー侵害に遭った時の対処法など、YouTuber必読の一冊。

(祥伝社 1650円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    冷静になれば危うさばかり…高市バブルの化けの皮がもう剥がれてきた

  2. 2

    すい臓がんの治療が成功しやすい条件…2年前に公表の日テレ菅谷大介アナは箱根旅行

  3. 3

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  4. 4

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  5. 5

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  1. 6

    「戦隊ヒロイン」ゴジュウユニコーン役の今森茉耶 不倫騒動&未成年飲酒で人気シリーズ終了にミソ

  2. 7

    維新・藤田共同代表に自民党から「辞任圧力」…還流疑惑対応に加え“名刺さらし”で複雑化

  3. 8

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 9

    志茂田景樹さんは「要介護5」の車イス生活に…施設は合わず、自宅で前向きな日々

  5. 10

    NHK大河「べらぼう」に最後まで東洲斎写楽が登場しないナゼ?