著者のコラム一覧
山上たつひこ

1947年、徳島県生まれ。70年「光る風」で注目され、72年「喜劇新思想大系」でリアルな画風のギャグを確立。74年連載開始の「がきデカ」が社会的ブームに。88年から小説執筆を開始。2014年、原作を担当した「羊の木」(いがらしみきお画)が文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。著書に「蝉花」「火床より出でて」「大阪弁の犬」「王子失踪す」ほか。

(66)玉蜀黍の先端が化膿しているよ

公開日: 更新日:
イラスト とり・みき

 麦は一人芝居の舞台に立った女優のようだった。

「赤黒く顔を変色させた長男役は農家の男に向かって言うの。『なるほど、よく育った玉蜀黍だ。しかし、この玉蜀黍はちょっとおかしいぞ。変形している。お前さんがこの毛がふさふさした黄金の野菜を愛するあまり、汚染された舌の先で先端ばかり… 

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【連載】金鳳花のフール

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