著者のコラム一覧
山上たつひこ

1947年、徳島県生まれ。70年「光る風」で注目され、72年「喜劇新思想大系」でリアルな画風のギャグを確立。74年連載開始の「がきデカ」が社会的ブームに。88年から小説執筆を開始。2014年、原作を担当した「羊の木」(いがらしみきお画)が文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。著書に「蝉花」「火床より出でて」「大阪弁の犬」「王子失踪す」ほか。

(67)麦の体と合わさって一体の彫像

公開日: 更新日:
イラスト とり・みき

 綾瀬はエミューの話をした。彼女に服を買ったこと、若い母親と子供のためのオアシス、安らいの家を訪ねたこと、バスに乗って遠足気分で別荘地へ行ったこと。そして、無人の建物に入り込みエミューと踊ったこと。

「服を買ったのね」

 麦はじっと綾瀬を見ている。

「うん。女の… 

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【連載】金鳳花のフール

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