著者のコラム一覧
山上たつひこ

1947年、徳島県生まれ。70年「光る風」で注目され、72年「喜劇新思想大系」でリアルな画風のギャグを確立。74年連載開始の「がきデカ」が社会的ブームに。88年から小説執筆を開始。2014年、原作を担当した「羊の木」(いがらしみきお画)が文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。著書に「蝉花」「火床より出でて」「大阪弁の犬」「王子失踪す」ほか。

(69)自生樹のように荒々しい桑畑が

公開日: 更新日:
イラスト とり・みき

「それを描いて下さい」

 Kが言った。

「何を」

「桑畑です」

「無理だ」

「どうして」

「他の画家がすでに描いてる」

 綾瀬の返答にKは首をかしげた。

「ぼくの頭の中に広がった桑畑のパノラマはぼくではないほかの画家の絵だった。ぼく… 

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【連載】金鳳花のフール

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