「ひとりぼっちの日本百名山」佐古清隆著

公開日: 更新日:

「ひとりぼっちの日本百名山」佐古清隆著

 長野県の道祖神巡りを趣味にしていた著者は、1975年から見よう見まねで山歩きをはじめ、13年かけて「日本百名山」を完登。

 当初は、百名山完登に興味はなく、登った山の山頂から見えた山を次に登ることが多かった。登る前にその山容・山体を麓や別の山から十分に眺めてから登りたいと思っていたからだ。さらに、他人の基準で選ばれた山をなぞることに価値を見いだせずにもいた。しかし、浅間山を登った折に、九十九山を踏破した登山者と出会ったり、有名企業の社長の百名山完登のニュースに刺激され、自らも目指すことに。

 中学生のとき(1959年)に教師の引率で登った愛媛県の石鎚山から、1988年の百山目「雨飾山」まで。百名山中、八十八山が単独行だったというその全記録。

(山と溪谷社 1210円)



最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」