「異形の山」樋口明雄著

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 山梨県警南アルプス署山岳救助隊を率いる隊長の江草が脳梗塞で倒れた。そんな中、冬季休業中の山小屋で厨房が荒らされる事案が連続発生。現場には裸足の5本指の足跡や白い獣毛が残されていた。隊のリーダー・進藤と現場に入った救助犬のリキはこれまで見せたことのない反応を示す。さらに山岳写真家が北岳山荘近くで撮影した「雪男」のような不明生物の写真がネット上で話題に。数日後、「雪男」に襲われた登山者から救助の要請が入る。

 警察は、各山小屋の管理人らと対応を協議。隊員の夏実は、不明生物を駆除するという決定に納得できない。狩猟免許を持つ広河原山荘の管理人・滝沢とともに山に入った進藤は、意識不明の外国人遭難者を見つける。

 南アルプス山岳救助隊K―9シリーズ最新刊。

(徳間書店 825円)

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