「熱風団地」大沢在昌著

公開日: 更新日:

「熱風団地」大沢在昌著

 旅行ガイドの佐抜に外務省関連団体の阪東と名乗る男が接触してきた。阪東は、大学でベサール語を専攻した佐抜に、国内にいるベサール国の王子を捜し出して欲しいという。南シナ海に浮かぶ小国ベサールで13年前に政変が起き、国王の第2夫人だった日本人女性が息子を連れて帰国。現在、ベサール国内で療養中の国王が息子に会いたがっているというのだ。

 怪しい依頼を引き受けた佐抜は、ベサール人の母を持つ元女子プロレスラーのヒナと王子捜しを始める。調べを進めると、正体不明の中国人も王子の行方を捜していることが分かる。数日後、2人は多国籍の住人たちが暮らす「アジア団地」にたどりつく。

 各国の思惑が渦巻く王位継承問題に巻き込まれた佐抜とヒナの活躍を描くエンターテインメント。

(KADOKAWA 1430円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ