1977年、和歌山県生まれ。2008年「虫のいどころ」で第88回オール讀物新人賞を受賞。著書に「江戸彩り見立て帖」「居酒屋ぜんや」シリーズなど多数。
「どうぞ、お上がりください」 戸口でできるような話ではなかった。美登里は母娘を、中へと誘う。魂が抜けたような、娘の様子も気がかりだった。 火鉢に鉄瓶をかけ、三人分の番茶を淹れる。娘は茶箪笥に凭れるようにして座っていたが、飲むように勧めると、素直に湯呑みを手に取った…
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「あらごと、わごと呪師開眼」武内涼著
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万年橋の仇討ち (2)千加はお約束いたします
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今日の新刊 「アルプス席の母」早見和真著
ノンフィクションが面白い 「求道の越境者・河口慧海」根深誠著
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「直観脳」岩立康男著
万年橋の仇討ち (1)女っぷりも良い灯籠鬢の貝髷
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