「結婚の社会学」阪井裕一郎著

公開日: 更新日:

「結婚の社会学」阪井裕一郎著

 現代人の結婚観を解体し、結婚や家族について再考を促すテキスト。

 結婚して子どもを持ち、年老いたら孫の世話をするといった人生は、もはや当たり前のものではなくなっているという。

 推計では、2000年生まれの女性の約31%が生涯子どもを持たないといい、孫を持つ確率は50%ともいわれるそうだ。

 また、日本人の常識では子どもは結婚した夫婦から生まれるものだが、結婚した夫婦から生まれる子どもが少数派になっている国さえあるという。これは婚姻制度以外の共同生活を保障する各制度が確立されているからだ。

 近代以降の日本人の結婚の歴史を概観した上で、離婚や事実婚、セクシュアルマイノリティーと結婚の問題など、さまざまなトピックを取り上げ、結婚と家族のあり方を問い直す目からウロコ本。

(筑摩書房 1100円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「Hey! Say! JUMP」山田涼介のグループ内「独り勝ち」で広がるメンバー間の“収入格差”

  2. 2

    TBS「サンデーモーニング」は高市政権に狙い撃ちされないか…高視聴率だからこそ心配だ!

  3. 3

    熱意と覚悟が欠如…国内男子ツアーの衰退を加速させる日本ゴルフツアー機構の“残念さ”  

  4. 4

    河合優実は帰国子女が2割を占める“公立のインター”都立国際高校のダンス部で活躍

  5. 5

    “茶番”自民党総裁選の広報係? TBS系「ひるおび」が連日の大ハシャギ…ふかわりょうは痛烈批判

  1. 6

    【感謝】「もっと沢田研二~」はこれで最終回。そして来週からは……

  2. 7

    音楽番組がまた姿を消す「with Music」「週刊ナイナイミュージック」がたった2年半で撤退

  3. 8

    「エプスタイン文書」名前記載日本人のジャニーズ“顧問歴”が波紋…ファンの擁護と芸能界に広がる影響

  4. 9

    中道にとっての当面の党再建策は「学会による落選組の支援」と「議員の差し替え」

  5. 10

    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁