「ゴダール/映画誌」山田宏一著

公開日: 更新日:

「ゴダール/映画誌」山田宏一著

 D・W・グリフィスがリリアン・ギッシュのあまりの美しさに思わずカメラを近づけたときにクローズ・アップが生まれたという伝説をゴダールは何度も語り、映画とは「美しい感情の表現だ」と定義している。

 こうして生まれたクローズ・アップ、パンフォーカス、ジャンプ・カットなどの映画的な技法は、今では映画用語として広辞苑などにも載っている。

 例えば「ジャンプ・カット」は「ジャンプ」の項目に「映画で、フィルム編集の手違いから場面の接続が違うこと」と解説されている。編集のミスである「ジャンプ」をゴダールが映画技法として使いこなしたのだ。

 映画評論家が60年代の映画作家、ゴダールの作品を分析、解明する。

(草思社 3520円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    長尾謙杜は熱愛報道に謝罪も「問題児」扱いで“STARTO社出世レース”からドロップアウト

  2. 2

    佐々木麟太郎をMLBドラフト大改革が直撃…スタンフォード大残留なら契約金大幅減も

  3. 3

    ホラン千秋は都立国際高校→青学大英米文学科と順調に進学も、女優の夢に破れてキャスターで開花

  4. 4

    古賀千景議員の「自衛隊」発言はそんなに的ハズレか? 得したのは“怒ってみせた”進次郎防衛相だけ

  5. 5

    トランプ大統領と高市首相がG7夕食会で「口論」し他国首脳が仲裁に? 仏メディアが報道の驚愕

  1. 6

    いよいよ“詰み”始めた高市首相…中傷動画疑惑めぐる答弁破綻で土俵際、週明け衆参集中審議が見もの

  2. 7

    白石聖は「豊臣兄弟!」代役から7月連ドラヒロインに大抜擢 “ラッキーガール”にかかる期待とリスク

  3. 8

    和久田麻由子アナ成功のカギは、“NHKの鎧”を脱いで個性を出せるかにある

  4. 9

    『ゴールデン・ビートルズ』という謎のLPを棚からひとつかみ

  5. 10

    「24時間テレビ」目玉のチャリティーマラソン走る最有力候補の実名続々!ウッチャンが初の総合司会