「ゴダール/映画誌」山田宏一著

公開日: 更新日:

「ゴダール/映画誌」山田宏一著

 D・W・グリフィスがリリアン・ギッシュのあまりの美しさに思わずカメラを近づけたときにクローズ・アップが生まれたという伝説をゴダールは何度も語り、映画とは「美しい感情の表現だ」と定義している。

 こうして生まれたクローズ・アップ、パンフォーカス、ジャンプ・カットなどの映画的な技法は、今では映画用語として広辞苑などにも載っている。

 例えば「ジャンプ・カット」は「ジャンプ」の項目に「映画で、フィルム編集の手違いから場面の接続が違うこと」と解説されている。編集のミスである「ジャンプ」をゴダールが映画技法として使いこなしたのだ。

 映画評論家が60年代の映画作家、ゴダールの作品を分析、解明する。

(草思社 3520円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    和久田麻由子アナがフジとTBSではなく日テレを選んだワケ 今週からついに新報道番組に登場

  2. 2

    小室圭さん家族3人ショットを「ニューヨーク・ポスト」が報道 1億円以上の新居から居住先、子供の性別まで赤裸々に…

  3. 3

    高市首相に浮上する「サミット花道論」地方選で連敗、就任半年で激ヤセ&ふらふら…“辞めろデモ”も拡大

  4. 4

    小室圭さん&眞子さんの「第1子の性別」を特定 NYポスト紙報道の波紋と今後憂慮すべきこと

  5. 5

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  1. 6

    ビートルズの“最脱力アルバム”の中でも脱力度の高い4曲を一気に

  2. 7

    萩本欽一(5)「親父はカメラ屋、母親はご飯も炊けない四国のお姫さまだった」

  3. 8

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  4. 9

    司忍、高山清司コンビによる「名門ヤクザ」コレクション

  5. 10

    阪神・立石正広は“走り方”にさえ問題あり 3度目の故障を招いた根本原因を専門家が指摘