「東京いい店はやる店」柏原光太郎著

公開日: 更新日:

「東京いい店はやる店」柏原光太郎著

 グルメガイドの元編集長が、自らの美食体験を語りながら、バブル前夜から現在までの外食グルメの歴史を振り返る。

 東京は少なくとも60年近く前からすでに「世界一の美食都市」だったという。しかし、情報が限られ、誰もが「いい店」にアクセスすることはできなかった。

 そんな中、1970年にファミレスが登場。時同じく、それまで高級料理の象徴、富裕層の料理だと思われていたフランス料理を気軽に食べられる「ビストロ」が都内に同時多発的に開店。ビストロの出現から遅れること10年、今度はイタリア料理の大衆化が始まる。

 東京のレストランの原点「レンガ屋」をはじめ、「シェ・ジャニー」や「すきやばし次郎」など、多くの名店にまつわるエピソードも多数網羅。 (新潮社 858円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"