「時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか?国会議員に聞いてみた。」和田靜香著

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「時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか?国会議員に聞いてみた。」和田靜香著

 現在50代で独身の著者は、長年、フリーライターとして活動してきたが、仕事が徐々に減り、バイトで生活費を稼ぐ日が続いていた。そんな中、コロナ禍でバイトも失い、孤独と先行きへの不安に襲われる。日本はこれからどうなるのか、自分はここでどう生きたらいいのか。絶望感に襲われ、その答えを求めて、以前に仕事で会ったことがある衆議院議員の小川淳也氏の事務所に手紙を送り、面談を求める。

 本書は、政治については何も分からなかった著者が、本音で小川氏にぶつかり語り合ったその1年に及ぶ政治問答の記録。

 日本の政治が行き詰まっていること、これからの政治を誰も描き切れないことの根本原因とは何かなど。政治がぐっと身近に感じられる話題の書。

(朝日新聞出版 1265円)

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